桜の木には、精霊が宿っているんだってね。

桜は、1年を通して様々な姿を見せてくれる

何にもない丸裸の木の枝が、
春になると淡いピンクで埋め尽くされる

見上げると、まるでポップコーンが弾けたように
ポコンポコンと、つぼみが弾けている

夕暮れ時に見る満開の桜は、
まるで灯りを灯したように浮かび上がる

花のあとは、柔らかい緑の葉に覆われて
私たちを強い日差しから守ってくれているようだね

木の葉の間から、降り注ぐ日差しは、きらきら輝いて
明るい未来を照らしているようだね

そして秋

私は、この季節の桜の木も大好き
黄色や赤に色付いた葉は、鮮やかに歩道を埋め尽くす

同じ1本の木から落ちた葉が、
黄色であったり、オレンジであったり
真っ赤だったり・・・・

桜の精霊のため息のように、美しく舞い降りてくる落ち葉たち

冬には、全てを脱ぎ捨てて、
木枯らしの中、気高く凛と立っている

全てを消し去り、全てを忘れ、全てを許し、その時を待つ

ただひたすら、息を潜めてその時を・・・

春になると・・・・また・・・

〈2010.11.09 組長のぼやきより〉