言語と非言語

 
人は、言葉に嘘を乗せることはできるけれど、
無意識に出て来る態度(非言語)で、嘘をつくことはできない
無意識の表現は、本心が出てくると言います。
私たち、カウンセラーは、一般的に非言語を観察するように学びます。
そして、言葉と裏腹の非言語(本心)の部分にアプローチするように習います。
それでも、人はマニュアル通りでは、うまくいかない事も多いのです。

==先日のつぶやき===
さっき、お散歩中に姫にメールをしてみた。
ちょうど、お昼休みかな?と思って。
「めそめそしてる」ってさ(笑)
書類の整理をしているらしいんだけれど、
メソメソしながらやっているんだろうな〜

めそめそ

周りの人に気を使わせてしまうのが心配ですわ。
どうか、みなさま、お気遣いなく・・・
メソメソしていても、大丈夫だから。平気だから。

「めそめそしてるけど、大丈夫です。普通!」って、
言っときなとメールを送ったら、

めそめそしているのを見られたらね!
と、返事が来ました。

泣いてても大丈夫なんで、それが普通なんで。

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注)姫はアスペルガー症候群です。
障害者枠でパートの仕事が決まり、初出勤の出来事です。

いやいや、いくら口で言っても、
泣いてるんだから、そこ非言語でしょう?
大丈夫って言うのは嘘で、泣いているのが本心でしょう?

ああ、確かにそうですよね。心理カウンセラーとしては、
それは、そうです。大丈夫と口で言いながら、泣いている。
これは、よっぽどの事なんだろうなと、思いますよね。

気持をくんで、もう帰りなさいとか、少し休みなさいとか、
周りの人は、そのように対応するのでしょう。

声をかけてもらったことで、ホッとして、
「今度はしっかりやろう。もう少しがんばろう・・・」
「でも、今日は,休もう・・・」と思えるのでしょうね。

しかし・・・
姫にとって、それがもっともツライことなんです。
「めそめそして、仕事もまともにできない人間」
「ダメダメな人間」と、自分を評価してしまう。

姫にとっては、とにかく、時間までは席に着き仕事を続ける。
たとえ、予定通りの仕事がこなせなくても
途中でやめるより、まだ、ましなのである。

だから私は、いつも放っておく。
泣いていることに目を向けない。
泣きながらでも、やり続けている部分に目を向けている

なかなか、理解されにくい特性でもあるのかな。
そして、これ、自分を壊しかねない。
このあとのフォローが、大事なんですよ。
無視していた非言語へのフォローです。

姫が小学校1年生のとき、毎日のように遅刻していました。
毎朝、じゅうぶんに間に合う時間に家を出ても、
途中で気になるものが目につくと、そこで観察が始まってしまう(笑)

それは、虫だったり、葉っぱだったり、公園の噴水の氷だったり。
とにかく、何かに気を取られると、学校に行くのは後回し。
全校集会が始まっている校庭の端っこを、重役出勤並みに登校します。
登校する姫の姿を担任の先生が、教えてくれました。
「ランドセルを背負って前のめりで、今にも倒れそうにゆっくり歩いています。」
「その姿は,冬山で遭難しそうな人みたいです」
非言語部分では、もう倒れそうだ・・・だれか助けてのオーラ全開?

顔色は常に青白く覇気のない顔・・・
口元に微笑みも浮かんでいない・・・

ママ友も、姫を見かけるといつも「大丈夫?」と声をかけてくれた。

どうしたの?

大丈夫。普通

これが、姫の答え。

そう、これが姫なんです。
家ではペラペラ話すしね、ブラックジョークも出るし・・・
毒も吐きますし・・・

さて、ここで問題です。

姫の言語は「大丈夫です」
けれど、どっからどう見ても,誰がどう考えても,
姫の非言語の部分は「もう、ダメです」

それでは、どのようにアプローチするか?
私たちカウンセラーは、とにかく相談者(クライアント)が、
安定できるようにアプローチします。

学びとしては、ある程度の例とか行動パターンとか
さまざまなデータに基づくことも勉強しますが、
相談者(クライアント)が、何に苦しみ,何を望み、
どのようにすれば、安心して落ち着いた気持で過ごせるのか、
常に、そこに目を向けます。

おそらく、こうであろうとか、きっとこういうことだろうなどと、
憶測や推測、思い込みや先入観は、取り除いて向き合います。

つながり

もしあなたが、
なかなか、人に理解してもらえない。
自分のことをわかってくれる人がいない。
対人関係がうまくいかない・・・
辛くなってしまったら・・・いつでもご連絡下さい。

笑顔を取り戻すカウンセリング